こんにちは!フミタカです。
これはそれこそ有名な動物記ですね!確か「子供に10歳までに読ませたい本」というタイトルで、このシートン動物記を評価してるブログ?も見たこともあります。
「椋鳩十」や「戸川幸夫」の動物ものの作品をよく読んでいた私も、当然読みました。多分その当時学校の図書館にあったシリーズは全部読んだと思います。
シートン動物記
印象に残っている作品
当然オオカミ王ロボが一番印象に残った話ですが、
その他にも
ギザ耳坊や - 綿尾ウサギの話
サンドヒル牡鹿の足跡
灰色ぐまワーブの一生
旗尾リス物語
ティトオ - 賢くなったコヨーテの話
クラッグ - クートネー山のヒツジ
ですかね!そのほかの物語もほとんど読んだのですが、上記が物語の内容を覚えている感じですね!
作品の特徴
アメリカの開拓時代の話で、動物達が暮らしていたテリトリーを人間が開拓していく段階で、元々そこに住んでいた動物と人間との色んなトラブルを描くとともに、動物も人間のような夫婦愛や家族愛をよく観察して、描いているのが特徴と思います。
そして、私なりに思っているのが2つパターンがある事!
1,人間と動物の戦い!知恵比べ
狼王ロボ、スブリングフィールドのキツネ、サンドヒル牡鹿の足跡、タラク山の熊王、クラッグ - クートネー山のヒツジ
2,動物の成長を描いた作品
ギザ耳坊や - 綿尾ウサギの話、灰色ぐまワーブの一生、旗尾リス物語 、ティトオ - 賢くなったコヨーテの話
オオカミ王ロボ
当時の私は、確かオオカミ王ロボの末路に関して、憤りを感じてました。
シートンは最初毒薬が入った肉を使ってロボを退治しようとします。この毒肉の作り方が、幼い私からしても繊細で凄いやり方だと思いました。
シートンは牛肉に人間のにおいが残らないように、
1,牛の血につけた手袋を使う
2,骨のナイフを使う!
3,調理中に人間の息がかからないようにマスクをする。
このようにして作った毒肉を何か所かに仕掛けるのですが、オオカミ王ロボは、しかけられた牛肉が毒肉であることを見破り、その仕掛けられた毒肉をわざわざ一か所に集めて、その上に糞尿をたらして、人間たちをあざ笑うのでした。
その後シートンは、罠を使った方法でオオカミ王ロボを捕まえようとするのですが、どんなに頑張ってもロボを捕まえることが出来ませんでした。
そしてシートンが思いつくのが、ロボの妻、白狼ブランカを捕まえ、それを囮にロボを捕まえる事でした。これは見事に成功!オオカミ王ロボは捕まってしまいます。
幼い私は、このやり方が凄く汚い!卑怯だ!と思いました。
ただ大人になった今考えると、
可愛そうだが、やむなしと変わってしまいました。
当時オオカミ王ロボにかけられた賞金は千ドル!現在の円相場で言えば¥146,000(2023.8.27)ですが、当時の貨幣価値から考えると、何100万円以上の価値があったのでは?と思います。それほどの賞金がかかるということは、牧場主にとって被害は莫大なものだったのでしょう。私は仕事の関係で、農業をやってる方との交流があるので、イノシシやシカ、アライグマなんかの被害の事をよく知ってます。確かに動物からしたら、生きていく為の行為なんでしょうが、やられる方からしたらたまったもんじゃないですからね!
スブリングフィールドのキツネ
前項のオオカミ王ロボの話の最後を私は詳しく書きませんでしたが、理由は本当に「涙、涙の最後だからです」書くのが嫌になるほど悲しい!
スブリングフィールドのキツネの最後は、本当に泣きました。今このブログを書きながらでも、目がうるうるしてきます。
キツネって本当に家族愛の深い動物なんです。この話はそんな家族が人間の手によってぶち壊される話です。ただこの話もキツネが家畜を襲っていて、駆除しなければいけない背景もあります。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、詳しく書きません!短い物語なので、是非読んでみてください。
アニメになった物語
2つの作品がアニメになってました
クマの子ジャッキー
正直とアニメと原作では物語の内容がかなり違いますが、子供がみるアニメとしては良いと思います。
リスのバナー
基本的にあらすじは、アニメと原作は一緒です。子供向けに良いアニメだと思います。
シートン動物記は本当に子供向けの小説というか物語なので、私みたいな年配者が書くと少し気恥ずかしいですね(笑)
最後に
ブログを読んでいただいてありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。